WALKMAN(ウォークマン)水没対応致します。NW-S313/S315/S310Kシリーズ水没復旧修理 『分解方法』郵送修理ならモバイルフィクサーにお任せ下さい。

こんにちは、郵送修理モバイル・フィクサーです。

今回はWALKMAN(ウォークマン)NW-S313/NW-315シリーズの水没復旧作業、分解方法を解説致します。

※水没した端末を起動させようと電源ケーブルに繋ぐなど通電行為は基板損傷の恐れがございますのでお控え下さい。内部の水分が完全に乾いてから電源を入れることが大事です。また、充電口の腐食など水没時の跡が基板ショートの原因となりますので洗浄も忘れずに行いましょう。

スタッフ佐藤

こんな方にオススメ!

  • 自分で水没復旧させたい。
  • WALKMAN(ウォークマン)の水没に対応している修理店を知りたい。
  • 水没して電源が入らないが内部データを取り出したい。
  • 水没復旧の方法を知りたい!
今回の修理難易度★★★★☆ ( 4.0 )

水没時禁止事項

  • 電源を入れる。(水分がある状態で電流が流れるとショートしてしまいます。)
  • 充電器を繋ぐ(水分がある状態で電流が流れるとショートしてしまいます。)
  • ドライヤーなど温度の高い温風を当てる。(高い温度をあてすぎると基板上の重要な回路が焼けてしまう可能性があります。)
  • 本体を振る。(本体を振ってしまうと内部の水分が広がり基板に取り返しの付かない被害が及ぶ可能性がございます。)

水没復旧作業手順( 分解方法)

目次

準備する物

  • スパンジャー、分解ヘラ
  • プラスドライバー(1.0〜1.5サイズ)
  • はんだごて
  • はんだ線
  • フラックス
  • はんだ吸取線
  • 無水エタノール
  • エタノールを入れる容器

STEP1分解マニュアル①

まず、初めに背面にある二本のネジをプラスドライバーで外します。

STEP2分解マニュアル②

背面のネジを外すと前面のボタンパーツが外れますので外して下さい。

ボタンパーツを外すと更に二本プラスネジが出てきますので取り外して下さい。

STEP3分解マニュアル③

ネジを外したら前面下側からヘラを差し込み少しづつ持ち上げていきます。とても硬いので力加減には気をつけましょう。

左側、右側と少しづつ持ち上げて下さい。

ある程度持ち上がったら上部左側にヘラを入れ爪を外します。上部の爪が外れていない状態ですといくら下側から分解しようとしても中々外れません。

STEP4分解マニュアル④

フレームが外れたら背面から基板の取り出しを行います。

①基板に貼り付いている耐熱テープを剥がしましょう。

②バッテリーの止まっているはんだ接点箇所が確認できますね。

はんだごてを使いバッテリーを外しましょう。

③バッテリーの配線が取り外せたら、各FPCケーブルを抜いて行きます。この時ラッチを破損させない様細心の注意を払って作業して下さい。

④FPCケーブルが全て外れたらセンターにあるプラスネジを外して下さい。

STEP5分解マニュアル⑤

これで、基板が外れる状態までの準備はできました。

左下部からヘラを引っ掛け基板を持ち上げます。爪で止まっているのでその爪を外す様に意識して下さい。くれぐれも力づく(無理やり)持ち上げないで下さい。基板が割れてしまいます。

STEP6分解マニュアル⑥

基板が外れたら、無水エタノールを使います。基板に付着した不純物等を落としていく洗浄作業です。

無水エタノールを適量( 基板が浸かる程度)を容器に注ぎます。そこに取り外した基板をつけ置きして下さい。最低でも15分程度放置しましょう。基板の腐食が酷い場合はブラシなどを使い汚れを落として下さい。(当店では更に超音波洗浄、基板専用の洗浄剤を使っています。)が今回は一般の方でも作業が行いやすい様に無水エタノールのみ使用してます。

洗浄が完了したら、風通しの良い場所にて最低でも一晩乾燥させて下さい。乾燥時間はなるべく長めにとるのがおすすめ!

STEP7分解マニュアル⑦

乾燥が終わったら元通りに組み上げていきます。

基板を戻して、センターのネジを止めて基板を固定しましょう。次にFPCケーブルを付けていきます。全てのケーブルの差込が完了したら、バッテリーをはんだ付けしていきます。

接点部分にフラックスを塗布してはんだをサポートしましょう。はんだ付けが終わったら耐熱テープを貼り付けて下さい。

元通り組み上がったら通電及び動作の確認を行いましょう。

動作確認が完了したら背面パネルをつけ前方2箇所のネジを止め、ボタンパーツをはめて組み上げの仕上げです。

最後に背面の2本のネジもお忘れなく取り付けて下さい。

NW-S313/NW-S315/~310Kシリーズの水没復旧作業は以上です。お疲れ様でした。

当店に没復旧作業を依頼する場合

ウォークマンの水没復旧費用一覧はこちら

執筆者より

スタッフ佐藤

最後までお読み頂きありがとうございます。今回は、ウォークマン(WALKMAN)NW-S313/NW-S315/~310Kシリーズの水没復旧作業の手順、分解方法をお伝えさせて頂きました。

こちらの機種ですが初見では分解難易度は高めかと思いますのでウォークマンの水没でお困りなら是非モバイルフィクサーにお任せ下さい。

また、水没した端末をお米に入れると水分を吸収して乾燥させる事ができるとよく聞きますが個人的にはおすすめしません。

表面の水分には効果的かも知れませんが、お米では内部まで乾燥させる事ができません。(できたとしても相当な時間が必要になるかと思います。)それであれば自然乾燥でも変わらない程の時間かと思われますのでお米が無駄になってしまします。

その為最も効果的な方法は、やはり早急に分解を行いパーツ一つ一つを洗浄し乾燥させる事だと思います。水没は分解が早ければその分復旧率も上がりますので濡れたと気づいた時には電源は入れず、すぐに分解のできる業者様にご相談頂くのが一番かと思います。

上記機種のその他修理事例はこちら

投稿者プロフィール

mobile-fixer
モバイル・フィクサー
修理事業者
当店は、スマートフォン/タブレット/ウォークマン/ Switchなどの修理を専門に取り扱っている修理業者です。年間200台以上の修理実績があり経験豊富なリペアマンが作業を行うので安心してお任せ頂けます。記載のない修理もできる限り対応させて頂きますので、お使いのモバイル端末でお困り事がございましたらお気軽にご相談下さい。
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