WALKMAN(ウォークマン) NW-S744バッテリー交換『分解マニュアル 保存版』修理対応可能!WALKMANの修理ならお任せ下さい。

こんにちは、郵送修理モバイル・フィクサーです。

今回はWALKMAN(ウォークマン)NW-S744/NW-S740/S640シリーズのバッテリー交換、分解方法を解説致します。

※NW-S744/745/746/NW-S644/645は同じ分解方法です。

ご依頼の場合は、こちらからお願い致します。

スタッフ佐藤

この記事はこんな方におすすめ!

・自分で WALKMAN(ウォークマン)のバッテリー交換をしたい。

・WALKMAN(ウォークマン)のバッテリー交換を検討している。

・WALKMAN(ウォークマン)のバッテリー交換を依頼したい。

・WALKMAN(ウォークマン)の修理ができるお店を探している。

今回の修理難易度★★★☆☆ ( 3.0 )

自分でWALKMAN(ウォークマン)のバッテリー交換を行う方法!

目次

準備する物

  • 交換用新品バッテリー
  • スパンジャーまたはスクレーパー、アートナイフどれか一つ先端の薄い物を選ぶ!おすすめはスパンジャー及びスクレーパーです。
  • プラスドライバー(1.0〜1.5サイズ)
  • はんだごて
  • フラックス
  • 無水エタノール
  • はんだ線
  • はんだ吸い取り線
  • ピンセット
  • 綿棒

STEP1 分解マニュアルその①

背面下部のプラスネジ2本を外す。

※年代物の場合錆びてしまいネジが硬い場合もございます。ネジ山が潰れない様に気をつけましょう。

STEP2 分解マニュアルその②

①表面本体上部にスパンジャーなど刃先の薄いものを差し込む

②持ち上げる(※無理やり持ち上げるとフレームが変形してしまいますので力加減に気をつけましょう。)

③少し画面が浮いてきたら、左側に引く様に引っ張ります。(※右下に爪のようなパーツで固定されている為、そのまま上方向に持ち上げても外れません。)また、サイドにあるボリュームボタンに引っ掛けない様に気をつけて下さい。

※注意点 サイド等横側にスパンジャーを差し込み持ち上げると本体フレームが歪んでしましますのでお気をつけ下さい。

STEP3 分解マニュアルその③

①背面パネルと本体が分離できたら、基板上のカプトンテープを外します。

あとで再利用しますのでなるべく綺麗に剥がしましょう。

※この時基板上のチップを飛ばさないように慎重に作業しましょう。

カプトンテープを剥がすとバッテリーの接続されている配線が確認できるかと思います。

STEP4 分解マニュアルその④

①いよいよはんだごての登場です。今回こて先はBI型を使っていますが、使いやすい型で問題ありません。
はんだごての設定温度を300度〜350度程度に設定し、既存のはんだを溶けやすくする為にはんだごてに少量のはんだを溶かし混みます。

②基板上のはんだを溶かす。※この時、はんだごてが他のパーツに当たらないように注意しましょう。

STEP5 分解マニュアルその⑤

①配線が取り外せたら、基板上に残ったはんだをはんだ吸い取り線で取り除きます。(古いはんだを残したままだと取り付けの際、綺麗にはんだが仕上がらない場合があります。)

②取り除きが完了したら、無水エタノール/フラックス洗浄剤で洗浄しましょう。無水エタノールがない場合はそのままでも取り付けは行えます。

③古いバッテリーを外します。当該機種のバッテリーは右側面に両面テープが貼ってあり、粘着力も弱いのでスパンジャーで持ち上げると簡単に外すことができます。

バッテリーを外したら、新しいバッテリーをセットし基板上の接点にフラックスを塗布します。(接合させる金属の表面に異物や酸化膜があると上手くはんだが仕上がりません。フラックスを塗布することで仕上がりが綺麗になります。)

④はんだこてに適量のはんだを溶かし混み、基板上の接点部分に配線を合わせます。

それでは、接点部分にはんだ付けしていきましょう。※この時に配線の色(プラスとマイナス)を間違わない様にお気をつけ下さい。間違えて取り付けると電源が入りません。最悪基板がショートしてしまい壊れてしまいます。

NW-S740シリーズでは上部にマイナス配線、下部にプラス配線の順で固定されています。

⑤起動確認(動作チェック)が完了したら、バッテリー配線の接点位置にカプトンテープを戻します。

こんな感じでカプトンテープを戻します。

STEP6 分解マニュアルその⑥

ここまできたら、あとは元の通り組み上げるだけです。

分解前と逆に右側下部の固定位置に爪を差し込み本体を真っ直ぐにします。

本体を真っ直ぐにしたらフレームにはめ込み、背面のネジを固定してバッテリー交換完了です。

取り外したバッテリーは安全の為、配線部分の接点を絶縁しておきましょう。

※リチウムイオンバッテリーは一般ゴミでは処分できませんのでお気をつけ下さい。

お疲れ様でした。以上でWALKMAN(ウォークマン)NW-S740シリーズのバッテリー交換の説明は終わりです。

今回の修理は、はんだを扱う作業ですので一般の方では少々ハードルが高いかもしれません。また、当該機種は分解する際に癖がありウォークマンの中でも分解しづらい機種となります。

当店に修理依頼する場合下記よりお問い合わせ下さい!

メーカーに修理依頼をする場合

SONYの公式修理対応ページにて確認をした所下記の様に表示回答されました。

弊社の修理対応は、終了しております。
本製品については、修理のご依頼を承ることができません。

製品型名:NW-S744

製造打切り年:2011年01月

補修用性能部品保有期間:6年

修理対応終了年:2017年01月

https://www.sony.jp/support/walkman/repair/

現在メーカーでは修理サービスを行っていませんのでメーカー外で修理のできるお店を見つけて依頼する必要がございます。

おすすめの修理工具一覧

  • スパンジャーまたはスクレーパー、クラフトナイフ(アートナイフ)どれか一つ先端の薄い物を選ぶ!こんなのもおすすめ!
  • プラスドライバー(1.0〜1.5サイズ)精密ドライバーセット
  • はんだこて
  • フラックス
  • 無水エタノール
  • はんだ線
  • はんだ吸い取り線
  • ピンセット

オススメ工具①分解時に使うオープナーはこちら(0.3〜0.5mm 程度の薄さがあるヘラが使いやすいです。)薄いヘラで隙間を作り少し厚いヘラで持ち上げるイメージ!機種により変わりますが今回の機種は0.1mmなど薄すぎると扱い難いです。

オススメ工具②ドライバーセットはこちら

オススメ工具③はんだごてはこちら(白光なので品質も問題ありません。当方も白光のはんだごてを愛用しております。)

↑ハロゲンフリーフラックス!

オススメ工具④フラックスはこちら(はんだの強い味方!)

オススメ工具⑤無水エタノールはこちら(電子基板のクリーニングには無水エタノール)IPAも可

オススメ工具⑥はんだ線はこちら(鉛フリーがおすすめです。)

オススメ工具⑦はんだ吸取線はこちら(あると便利です。)

オススメ工具⑧ピンセットはこちら!ESD、静電気防止がおすすめ!↑こちらは完全プロ仕様なので一般の方はもっと安価な物でよろしいかと思います。

比較的お買い求めやすいのはこちら、HOZANなので品質は問題なし!町の修理屋さんでも使われています。

執筆者より

スタッフ佐藤

今回のSONYウォークマンは、発売から10年以上経過し沢山の思い出が詰まったお品だと伺っております。持ち主様の大事な思い出の品という事で音楽再生時間を伸ばしたいとご依頼を頂きました。年数相応の傷もありいい味を出しております。

10年も経過しているとやはりバッテリーの劣化は避けられません、、、

症状としては、充電持ちが30分程度で1本になってしまい点灯してしまうという状態でした。また、メーカーでのサポート修理も終了しており諦めるしかないと思っていたところだったそうです。

当店ではメーカー修理が終了したウォークマンのバッテリー交換もお受付可能でございます。お使いのウォークマンの充電持ちが悪く諦めていた方は是非一度ご相談下さい。またバッテリー以外の不具合にも対応しておりますので故障の状態をお伝え頂ければ対応可能かどうか回答させて頂きます。

※尚、本記事は分解をすすめる為のものではございません。当記事を参考に分解を行い問題が起こったとしても一切責任を負えません。一定の技術力が必要な為、分解を行う際は自己責任にて行って下さい。また作業におけるアドバイス等サポート対応は致しかねますのでご遠慮ください。

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モバイル・フィクサー
修理事業者
当店は、スマートフォン/タブレット/ウォークマン/ Switchなどの修理を専門に取り扱っている修理業者です。年間200台以上の修理実績があり経験豊富なリペアマンが作業を行うので安心してお任せ頂けます。記載のない修理もできる限り対応させて頂きますので、お使いのモバイル端末でお困り事がございましたらお気軽にご相談下さい。
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